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2017年お年賀SS(IDOLiSH7ver.)
あけましておめでとうございます。アイナナ関連ではほとんど足を運ばれる方はいないと思いますが、
私の萌えは滾っております(笑)、2017年は大紡も妄想しますよ!(笑)

大和さんは、アイナナ世界での一番のエロ担当だと思います(どきっぱり)。
TL小説家にとってはこの一癖もふた癖もあるお方が、
自分より年下の女の子にやられまくってるのが好きです。
精神的に結果的に紡ちゃんに勝てない大和さんが好き!(妄想)
少しでも楽しんでいただければ嬉しいですv
「わー、環、環! これ見て見て、すごいよ!! こんなことできるんだ!?」
「おー!! すげぇすげぇ、りっくん、俺らもやってみねぇ!?」
「OH! ならばワタシもやりますよ! 混ぜてください!!」
「あなたたちは揃いも揃って馬鹿ですか、脳が溶けているんですか!! テレビを鵜呑みにするなんて、今どき三歳児でもしませんよ!」
「これ、味見してみてくんねぇ? 一応、そんなに濃い目の味にはしてないんだけどさ」
「……美味しいです! 僕はこのくらいでいいと思います。お雑煮、早く食べたいですね」
 ……実に騒々しい六つの言葉たちを、俺は冷酒をくぴくぴとやりながら耳にする。リクとタマがイチに反撃してソファの上で対決し始めたけど、お前らほんとにガキだな。三歳児と変わりません。そういう意味じゃイチ、お前も十分ガキだぞ。なんて思ってたら、頭にぽこんっ、と柔らかい感触が当たってきた。ぽてっと自分の脇に落ちたものを拾い上げて、俺は苦笑する。
 王様プリンのぬいぐるみ。タマのもんか。見ればガキみてぇに四人が笑いながらクッションやらぬいぐるみやらを投げ合っている。仲いいのは良いことだ。けどな、そろそろいい加減にしねぇとミツの雷が落ちんぞー。けど俺は別に警告はしない。子供は実体験で危険行為を認知しないと、いつまで経っても覚えないからな。
 直後、俺の予想よりも早くミツがおたまを振ってキッチンから怒鳴りつけた。
「こぉら、お前ら!! そんなんで遊んでる暇があるんだったら手伝え!! おせち料理もお雑煮も食わせねぇぞ!!」
「……っ!!」
 メンバー1料理がうまいミツからそんなことを言われてしまったら、リクたちも反省せざるを得ない。まあ二日遅れの正月になりますけどね。今、一月二日の夜なんですけどね。年末ライブ、正月特番を終えての正月オフですからね。けど、Mezzo“の二人は四日からもうレコーディングが入っているんですけどね。俺は六日のドラマ収録まで完全オフです。ふふふ。
 仕事がないことに対して別に俺は焦ってない。トータル的に見れば、俺個人の仕事もIDOLiSH7としての仕事も、今くらいがちょうどいいだろうと思う。これ以上増やせば、どこかで絶対に無理が出てくるだろうしな。ソウとミツが子供たちのメンタル面もフォローしてるけど、あいつらまだまだ遊びたい盛りなんだしこれ以上はかえってストレスになっちまうんじゃね?
 リクたちがおとなしくミツの言葉に従い、ぞろぞろとキッチンで手伝いを始める。俺はそれを横目で見ながら、冷酒のガラスお猪口を口に運んだ。
「大和さん、酒だけ呑むのは駄目だぞ。ほら、つまみ!」
 ミツが言ってソウに小鉢を持っていかせる。てっきりおせち料理の煮しめかなんかのついでかと思ったら、普通に肉じゃがが来た。……ミツ……お前本当に俺の嫁にならねぇか。
「呑むだけは駄目ですよ、大和さん。マネージャーにもよく言われてるじゃないですか」
「何でここでマネージャー」
「マネージャーのことを言えば大和さんが大抵のことは聞いてくれると最近気づいたので」
 にっこりと隙のない満面の笑みを浮かべて、ソウが言う。けど、その笑顔の奥になんだか黒いモノを見たような気がするのは俺の気のせいですか、そうですか。ソウですか?
「……いただきます」
「はい、お食べー」
 キッチンから、ミツがお母さんよろしく言ってくる。ソウはすぐに立ち上がり、またミツの手伝いに加わった。
 キッチンではミツを中心にして新しい賑やかさに包まれている。俺はそれを、酒を味わいながら見てる。本当に気分はお父さんよ。もうお兄さん通り越してますねー。
 けど、足りないなって思う。俺たちは七人で一つのグループだから、足りないわけじゃないんだけどさ。
『皆さん、お疲れ様でした!』――そう言ってくれるあの子がいないのが足りない。
「……」
 ……相当重症なんじゃねぇのこれは、とか思って愕然と動きを止める。直後、テーブルの上に置きっぱなしだった俺のスマートフォンが、バイブで存在を主張してきた。
 ちょっとビクッとしてしまいながらも液晶画面に映った名前を見て、俺はすぐさま通話ボタンをタッチする。
「あけましておめでとうございます、大和さん!」
 元気のいいはつらつとした声が耳に滑り込んできて、俺は伏し目がちにちょっと笑う。ああ、そうだ。新年のあいさつ、まともにしたのはこれが初めてだ。収録があったからその間にいろんなヤツと新年のあいさつをしたことはしたけど、あんまり印象にないってのが正直なところ。本当に日々の挨拶と同じくらいの感じだったからな。
「あけましておめでとう」
 ちょっとしみじみとした口調で返すと、紡が回線越しに小さく息を呑むのがわかった。あれ、どうしたんだろ、と思った直後、嬉しそうな声が返ってくる。
「今、お話し、大丈夫ですか?」
「オフを満喫しているところだから平気。つか、遅ればせながらの正月気分をみんなで楽しんでるとこ。ミツが雑煮とおせち料理を作ってる」
「そうなんですか! えっと私の方も……煮しめを多めに作ったので、おすそ分けにと思ったんですけど……」
「大歓迎。ちょっと待って」
 俺はスマフォを胸に押しつけて、キッチンを振り返る。ミツに今の紡の言葉を伝えれば、全員が嬉しそうに笑った。紡の料理はミツと同じくらいに俺らメンバーの中では好評なんだ。
 俺は改めてスマフォを耳に押し当てて言った。
「みんなも食べたいってさ」
「じゃあ、これからお伺いしますね。少しお待ちください」
「待ってる。……つかさ、マネージャーもミツの正月料理、食べていったら? ついでにお子さまたちが色々と遊んでるみたいだから、付き合ってやってくれると喜ぶかも」
「お子様ってなんだよ、ヤマさん!」
「マネージャー、よかったらすごろくやろうよすごろく! モモさんにもらったやつがあるんだよ!」
 俺の座っているソファの背もたれからリクとタマが身を乗り出しながら叫んでくる。これだけでかい声なら、間違いなく紡にも届いているだろう。紡は楽しそうにクスクスと笑った。
「いいですね、そういうお正月遊び、久しぶりにします!」
 紡の快い返事に、タマとリクはとても嬉しそうな顔をする。はいはい、お前さんたち俺を伝書鳩代わりに使わないよーに。今紡と話してんのは、俺でしょ。……なんて嫉妬じみた感情を抱くところは、俺もまだまだってとこなのかもなー。
「ま、とにかく慌てず気をつけて来なさいな」
「はい、ありがとうございます。お伺いします」
 きっちりと礼儀正しい挨拶をして、通話が切れる。リクたちもまたキッチンに戻って、どんな正月遊びをしようかとミツやソウに話しかけていた。……和やかなひとときなのに、俺だけちょっと心がじりっと焼けつく感じがする。
(小鳥遊紡。IDOLiSH7のマネージャー。俺たちの、マネージャー)
 七人のマネージャー。それは俺たち七人で紡を共用していること。
(……七人で、か……)
 溜め息混じりにお猪口の中にある酒を、一気に飲み干した。



 すごろく、携帯ゲーム、花札……と、思いつく限りの正月遊びを遊び倒して、さすがにお兄さんは疲れました。俺は休憩と称してソファに落ち着き、ミツとソウと一緒にお子様組のはしゃぎっぷりを見守っている。イチは監督係になっているわけだが、何だかんだ言いつつリクに引きずられてはしゃいでいることに変わりはないように見えた。
 次なる遊びとなったのは、ツイスターだ。ナギが瞳を輝かせてやりたいと言ったそれは、なんとまじこなバージョンだ。……よくそんなもん作ったよな、まじこな公式……。
「やりたいです!!」
「ここまできたらやるしかないよね!!」
 ナギとリクが意気投合して、イチが審判になる。タマは小腹が空いたらしく、テーブルの正月料理に戻ってきて、早速それを食べ始めた。ので、とりあえず三人でやり始めたのを見る。
「おおっ、マネージャー、身体柔らかいなぁ」
「はい、なかなかですね。ナギくんも負けてませんよ」
 ……っておいおいおいおいおい、ちょっと待った!! そこの二人、微笑ましく見てる場合じゃないでしょ。このお嬢さん、スカートですよ。スカートなのに何真剣に遊んでいるんですかね、ツイスターの遊び方、ちゃんとわかってんですかね!?
「……むむぅ……マネージャー、なかなかやりますね……!」
「俺、次は押さえられないかも……」
「私はたぶん次も平気です。一織さん、どうぞ!」
 おおおおぉぉい、イチも気づけよ!! 何気にテンション高くなってんじゃないよ、このお子様組は!!
 俺はふうーっと深いため息を吐いたあと、つかつかとシートに近づいた。イチが新しい場所を読み上げる。それに向かって、紡が片手を伸ばす。
 その瞬間、俺は紡の上に覆いかぶさるようにして耳元に唇を寄せながら言った。
「お嬢さん、下着、見えちゃいますけどー?」
「……っ!?」
 ビクッ!! と大きく震えて、紡が真っ赤になりながら体勢を崩す。それを見越していたため、俺は紡の腰に片腕を絡めてひょいっと荷物のように引き上げていた。
「……や、大和さん……っ」
 紡がじたばたと手足をばたつかせる。……いや、思った以上に軽いね、お前さん。ちゃんと食ってんのか?
 そこまで思って俺はふと気づく。目元に少し寝不足を表すクマがうっすらと見て取れた。……あー……こりゃお疲れモードがまだ抜けてないわけね。
「大和さん?」
「マネージャーはお疲れですー。というわけで、ひと眠りさせてきまーす」
「え……わ……わわ……っ」
 脇に抱えたまま、俺は自分の部屋へと向かう。ミツとソウもようやく紡の顔色に気づいたようで、申し訳なさそうな目を向けてきた。
「大和さんっ! 私、一人で歩けますっ!!」
「いや、軽いから大丈夫だって」
 お兄さんの腕力、なめちゃいけませんよ~。アイドルだからって体力ないとか筋力ないとか言わせませんよ。グラビア用にあれこれ鍛えなくちゃいけないし、何よりアイドルは体力仕事だからな。
 俺の部屋に連れて行って、ベッドの上にぽんっ、と紡を寝かせる。紡はさらにあたふたと起き上がろうとしたが、それよりも早く掛け布団を引っぺがして中に紡を押し込んだ。
「大和さん……! 私……っ」
「はーい、おやすみなさーい」
 起き上がろうとした紡を掛け布団で包み込むように抱きしめて、俺は添い寝をする。途端に紡がガチンコチンに固まり、布団の端を握りしめたまま天井を見つめて動きを止めた。……可愛いなぁ。このくらいで緊張するなんてさ。
 あ、もしかして男とこういう接触ないのか? ……ないよな。紡だもんな。ないと思いたい。
「……大和、さん……あの……」
「何? 眠くない? んじゃ、ぽんぽんしてあげましょう」
 紡の胸元を、俺は片手でぽんぽんとあやすようにゆっくりと叩く。紡は最初こそ身体を固くしていたけど、だんだんと引き込まれるように目を閉じていった。……ほーら、疲れてんじゃねぇか。
 さらに数分後には、紡は気持ちよさそうな寝息を繰り返している。あれこれ言っててもやっぱりなぁ……。
 俺は紡にキスも可能なゼロ距離から、その寝顔を見つめる。こうして見る寝顔は、歳よりも幼く見えるな。まだまだ十八ですからね。俺よりも四つも下だし。
「……けど、無防備に寝すぎじゃないですかね、お嬢さん」
 ……このままだと、キスしても起きないんじゃ……。俺は起こさないようにそっと気をつけながら、半身を起こす。片手を紡の耳脇について覆いかぶさると、ぎし……っ、とベッドが軋んだ。
 唇にキスしようとして、紡の無防備すぎる寝顔を認めて何とも言えない気持ちになって――やめる。……いやこれ、俺が何気に俺が意気地がないだけか。
 俺は軽くため息をついて、ベッドから降りる。そして紡の前髪辺りをそっと撫でた後、部屋を後にしようとする。その背中で、紡の寝言が聞こえた。
「……大和さんの、匂いがするー……」
「……」
 俺は片手で額を押さえ、完全敗北を実感するしかない。……今年も、このお嬢さんには勝てないんだろうなぁ……。

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